世界初・環境にやさしいハイブリッドタクシー「プリウス」誕生から10年

ハイブリッドタクシー「プリウス」誕生から10年

初代プリウス349号車(京都55け1798)


当社がハイブリッドカー「プリウス」をタクシーとして運行をはじめて、10周年を迎えました。    
順次増車を重ね、現在では、10台のハイブリッド タクシー「プリウス」が活躍中です。

Story① 世界初・ハイブリッドカー「プリウス」をタクシーに採用!

当社は、小型タクシーとして、平成10(1998)年にプリウスを導入しました。ちょうど前年12月には「京都議定書」を採択した地球温暖化防止会議(COP3)が行われ、当社も地元京都の企業として地球温暖化防止会議支援実行委員会の委員会社となり、「地球環境京都宣言」に参加。環境保全の取り組みがスタートしました。

Story② ヤサカタクシー・初代プリウス 1998年5月30日に運行スタート。

導入にあたって、お客様の乗降のために停車するとエンジンがストップし、エア式の自動ドアが開閉できなくなることが判明。手動式のドアを取り付けるなどタクシーとして運行するための改善が加えられました。       
初代プリウスはトヨタ自動車㈱より1年間、モニターとして借り受ける形で、平成10年5月21日に車両登録。ゴミゼロの日にちなんで、5月30日から運行を開始しました。ハイブリッドカー(エコ・カー)を利用したタクシーとしては、「世界第1号」となりました。
当初、車内が狭いなど多少の不安もありましたが、好評をもって迎えられ、同年9月には 2台増車。翌年5月には5台体制となりました。その様子はマスコミ各社で「静かで快適!走って環境PR」(朝日新聞)などと報道されました。

Story③ その後のハイブリッドカー開発の礎となった ヤサカタクシー・初代プリウス。

記念すべき初代プリウス(349号車・京都55け1798)は1年間で9万8千キロを走行。ハイブリッド車両としては、当時走行キロ最長を記録しました。この車両へのトヨタ自動車㈱のメーカーとしての関心は高く、初代プリウスは予定どおりトヨタ自動車㈱へ返却され、研究施設で部品一つひとつの耐久性などが詳細に分析され、その後の日本のハイブリッド カー開発の礎となりました 。

□PRIUS episode□中央営業センター 村上良子さん (導入当時,初代プリウスに乗務)

「10年前はお客様に、なかなかタクシーと気付いてもらえず苦労しましたね。その中で、外国人のお客様に「エコ・カー!エコ・カー!」と、とても喜ばれたのが印象的でした。外国の方々の環境に対する関心の高さを感じたのを覚えています・・・。」

 

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