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JR西日本不動産開発ヤサカビルの竣工及び開業について

2021/09/06
JR西日本不動産開発ヤサカビルの竣工及び開業について
-コンチキチンの鉦の音が聞こえる「京の伝統」と「洗練されたデザイン」による地域に根差した複合施設-

2021年9月6日
彌榮自動車株式会社
JR西日本不動産開発株式会社

 彌榮自動車株式会社(ヤサカグループ本社 以下:彌榮自動車)とJR西日本不動産開発株式会社(以下:JR西日本不動産開発)は、彌榮自動車が所有する京都市下京区の土地において2021年9月1日(水)にスーパーマーケットとホテルをテナントとした複合施設を竣工しましたことをお知らせいたします。
■土地・施設の概要
建物名称:JR西日本不動産開発ヤサカビル
所在地:下京区四条通油小路東入ル傘鉾町50番地
敷地面積:2,505.5㎡
アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」より徒歩5分
延床面積:約12,396.64㎡
構造・規模:鉄骨造 地上8階
主な用途:店舗、ホテル、駐車場
設計・施工:株式会社竹中工務店
庭園デザイン監修:小川勝章(植治 次期十二代)

■店舗概要
スーパーマーケット
運営者:株式会社ライフコーポレーション
店 名:ライフ四条烏丸店
開業日:2021年9月15日(水)
売場面積:1,205㎡ 
特 徴:店舗周辺はオフィス・ホテル・マンション・戸建住宅が密集し、単身世帯の方やオフィスが多いことから、時短・簡便商品や小量目からご用意するライフ自慢のお惣菜を種類豊富に品ぞろえいたします。また、地元にお住まいの方や観光客の方にもお楽しみいただけるよう、京野菜・漬物・地酒など“京都自慢のおいしさ”を取りそろえています。

ホテル
運営者:アールエヌティーホテルズ株式会社
店 名:リッチモンドホテルプレミア京都四条
開業日:2022年3月上旬予定
客室数:ダブル29室 ツイン95室 スーペリアツイン18室 トリプル30室 デラックスルーム10室 ユニバーサルルーム2室
特 徴:広く奥に長い敷地形状を活用した「心地よい奥行き」「うつろい」をデザインコンセプトに、パブリックエリアから客室まで全体のデザインを構成し、京都の文化や伝統も要素として取り込んでおります。

■当該地のゆかりと当プロジェクトについて   
 当該地は、大正時代に初めて京都でハイヤーを走らせた現在の彌榮自動車(ヤサカタクシー)が会社設立当時から所有する事業地で、京都を訪れる国賓・公賓などの対応を担うハイヤー事業や観光バス事業など、彌榮自動車の事業を地道に積み重ねてきた土地となっております。
 2018(平成30)年より当該地の活用について本格的にJR西日本不動産開発と彌榮自動車と共同プロジェクトを立ち上げました。共に町衆企業の一員として地域の歴史と伝統を受け継ぎ、地域のみなさまに親しまれ、また、地域の魅力をより高める長期視野での活用策を検討し、このたび「JR西日本不動産開発ヤサカビル」が誕生しました。

■開発コンセプト
「利便性の向上」×「地域との共生」による地域の活性化
・京都市中心部の交通利便性の高いエリアに位置するとともに、既存のコミュニティが存在するという立地特性を最大限に活かして、京都を訪れる人々の観光やビジネスの拠点として、また周辺地域に住む方々の生活基盤として便利で快適にご利用いただける施設を目指します。
・京都の伝統文化を大切にしたデザインや機能を取り入れ、伝統文化の継承や地域の魅力発信に貢献します。

■当プロジェクトの特長
(1)京都の観光・ビジネスニーズへの対応と地域住民の利便性向上を目指す施設構成
 京都観光やビジネスのニーズに対応できる国内・海外問わず顧客満足度の高いハイグレードな宿泊主体型ホテルを上層階に誘致し、低層階には、周辺に数少ない総菜や生鮮三品を取り揃える大型の食品スーパーを誘致することで周辺地域にお住まい方々も日常的にご利用いただける施設構成といたしました。

(2)伝統と先進を兼ね備えた外観デザイン
 四条通に面した本建物の外観は、祇園祭の山鉾町で屏風祭などがおこなわれる当該地の地域性を取り入れ、「ガラスの屏風」をイメージした先進的なデザインとしました。
 祇園祭の時期には当施設の目の前に「四条傘鉾」が建ち、伝統的な鉾と先進的な屏風の協奏を地域に発信することを意図しました。
また、奥深い京都らしい敷地形状を活かし、奥に進む行為がお客様にとって心地のよい空間体験になることを目指した設計を基本方針としています。

(3)植治 次期十二代 小川勝章氏監修による“十緑十色(じゅうりょくといろ)-うつろいの庭”
 ホテルのロビー(本施設の3階)には、見る角度や眺める場所により、“季節のうつろい”を感じていただける庭園を配置しています。この庭園は全面ガラスとし、エレベーターホールから出てすぐに約60mの奥行きの庭園が一望できホテルのロビーに訪れた瞬間から来訪者に非日常的な空間に誘う設計としています。
 また、本庭園の設計においては、植治次期十二代 小川勝章氏監修のもと「十緑十色-うつろいの庭」と題し、来訪者のご覧いただく季節や時間によって表情が異なる一期一会の世界観を大切にして樹種の選定、配置を設計しています。市内で稀有な全長約三十三間(60メートル)に展開する空間を屏風に見立てたこの庭では、常緑樹は年中安定して緑をたたえ、落葉樹は四季を通じてその姿を変容させ、互いを引き立て合います。ご覧いただくこの瞬間ならではの四季折々の表情を随所で見つけていただければという想いを込めています。
庭園デザイン監修
小川 勝章(おがわ かつあき)植治 次期十二代(御庭植治株式会社 代表取締役)

【プロフィール】
 1973年京都市生まれ。武士であった初代小川治兵衛が庭園の道を志してから250余年。近代造園の先駆者とされ「植治」の名で知られる七代目小川治兵衛の直系。
 幼年期より歴代が手掛けた庭園にて過ごす。父である十一代小川治兵衛に師事し、立命館大学法学部卒業後、植治における作庭に専念。新たな作庭に加え、歴代の手掛けた庭園においても作庭・修景・維持を続け、先達の知恵を生かしながら、庭に託された目に見えない思いを大切に伝える創意工夫の取り組みを重ねている。

(4)「祇園祭 四条傘鉾の二階囃子を復活」-祇園祭の伝統承継に寄与
・祇園祭の伝統~四条傘鉾について~
 本施設のある京都市下京区四条通西洞院西入ル傘鉾町から山鉾巡行する四条傘鉾は、応仁の乱以前にもその記録が見られ、古くから祇園祭に参加していた鉾です。この四条傘鉾は元治元年(1864)の大火によって衰退し、明治4年(1871)を最後に巡行の列から姿を消してしまいました。その後、昭和60年(1985)になって絵画資料を参考に傘本体が復元され、昭和63年に、棒振り踊りとお囃子が再興されて、百数十年の歳月を経て山鉾巡行の列に再び戻ってきた歴史ある鉾です。山鉾巡行時には、この再興した地元の子供たちによる棒振り踊りにより巡行を彩り、観光客を魅了しています。※1 

 本施設では、現在行われていない四条傘鉾の二階囃子復活に向けた取組みにより「コンチキチンの鉦(かね)」が聞こえ、祇園祭を彩る提灯により、京都ならではの風情が感じられる施設を目指しました。

 これらの取組により、本施設ご利用のお客様のみならず、地域の方々や京都にお越しの方々に、身近に京都の伝統文化や地域の魅力を発信してまいります。

(5)高齢者・子育て世代へのサポート、ウィズコロナを見据えた取組
・ひとと環境にやさしい「タクシー専用レーン」の設置
 地域住民のみなさまの利便性を高めるべく、本施設2階駐車場には、ホテルやスーパーマーケット利用者向けのタクシー専用レーンを設けています。ヤサカタクシーコールセンターがお客さまのご利用に応じてタクシーを速やかに配車します。エレベーター直結で、お身体の不自由なお客さまや高齢者、お子さま連れのお客さまなどに安心してタクシーに乗車いただくことができます。また、空車走行距離の削減など環境にもやさしい取り組みとなります。

・子育て世代向けの取り組み“ライフコーポレーション”דヤサカタクシー”
 共に「クローバー」をシンボルマークとしているライフと彌榮自動車は、ライフオリジナルキャラクター「ララピー」と四つ葉のクローバーをデザインしたお子さま向けの特別仕様車を期間限定運行し、子育て世代のみなさまのウィズコロナの新たな生活スタイルとして、「タクシーを活用したお子さま連れでの安全な買い物」を提供します。

運行期間:2021年9月14日から半年間(予定)
運行台数:1台限定
乗車特典:ライフオリジナルエコバッグ(数量限定・1組1個)運行開始から10日間程度予定
その後、お子さま向けに乗車記念限定デザインの「ララピーぬりえ」を配布

※詳細はライフコーポレーション、彌榮自動車よりあたらためてプレスリリース発信予定

※1参考文献 『京都祇園祭-町衆の情熱。山鉾の風流』(京都文化博物館)

【本件に関するお問い合わせ】
・彌榮自動車株式会社 不動産事業部 熊谷
TEL:075-841-7756  FAX:075-811-3292
・JR西日本不動産開発株式会社 都市開発本部 松井・中西
TEL:06-7167-5605   FAX:06-7167-5618
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